月桂樹のこと

こんにちは、金曜日にお米を大量にこぼしてしまい、急きょ「米麹作り」をするという週末を過ごしているR ieです。

今日は我が家の庭にある月桂樹のお話。
南ヨーロッパ原産、クスノキ科の月桂樹(ローリエ、ローレルなど複数の呼び方がある)は、日本でもよく育つため、庭木にしているお宅もあります。我が家もまさにそうです。

月桂樹の葉は肉の臭み消しなどによく使われていますよね。摘むと甘い香りがします。

葉は出来るだけ早朝に摘み、風通しの良い日陰で素早く乾かし、密封保存をすることで、香りを保つことができます。
陽に当ててしまうと、その香りを持つ精油が揮発してしまいます。

ところで、我が家の月桂樹は雌。つまり花の後に実をつけるのです。
月桂樹は雌雄異株なので、近所のどこかに雄の木があるのでしょうか?時々写真のような黒い実をつけてくれます。

でも月桂樹の実の使い方を調べても詳しく載っていないので、自己流でピクルスの風味付けに使いました。そして残りはアルコール漬けにしてみました♪もう既に3年経っています。

さて、今日は麹作りといっても午後からは温度管理をするだけで、それ以外は暇なので久しぶりに読書をしていたら、月桂樹について面白いことが書いてあったので、ブログに書くことにしました。

月桂樹といえば古代オリンピックで勝利者に与えられた冠が月桂樹の葉で作られることから、月桂冠は勝利のシンボルということは有名なお話です。

古代ローマ時代には月桂樹信仰が凄かったそうで、この木には雷が落ちないと信じられていたため、チベリウス帝は雷が鳴ると月桂冠をかぶり、ベッドの下に潜り込んでいたそうです。

また、休戦と勝利のシンボルだったので、敵対する両軍の間にあってもこの枝を差し出せば休戦の印になり、そして、戦いに勝った戦士達は槍にこの枝をつけて、勝利の前触れの使者になったそうです。

更に、敵の血で汚れた剣には切られた敵の怨念がこもっていると恐れられていたが、月桂樹の葉で拭くことで、償いになり、恨みが残らないと信じていたそうです。

本を読みながら何となく思ったのは、月桂樹の葉の持つ香りがそうさせていたのかな〜♪

時々、朝から深めの洗面器にちぎった月桂樹と熱湯を入れて、その中に顔を埋めて上からバスタオルをかける「フェイシャルスチーム」をやります。

更にその湯で「手湯」「足湯」をすると、朝から何だかとってもすっきり、幸せな気分になります♪

ところで、フランスの国立大学入学資格試験をバカロレアと言い、その意味が月桂樹の果実ということも知りました。

更にこの実にはシネオールピネン等の精油を約1%ほど含み、健胃剤に使われるそうです!
今度また実をつけてくれるのが楽しみです♡